223系LCDの設置現況(2021/10/19現在)
2021/10/19 更新
2021/6/30 初稿
昨年に本線の223系330両へのLCD設置が発表されtてから1年、プレスにおける設置両数330両に注目が集まりましたが、ようやくその330両の内訳が大まかに明らかとなってきたのでここで整理しておこうと思います。
1000代 84/92両
V編成3本12両が体質改善時に、W編成9本72両への設置が完了しました。Aシートを導入したV3,V4編成については運用範囲と運行頻度が限定されていることと、姫路方先頭車の仕様から対象外となったと推測されます。
3000代 200/236両
V編成14本56両とW編成18本144両への設置が完了しました。計画発表からV編成の一部編成の221系性能化(CV編成化)により対象から外れているように思われていましたが、10月見直しでの221系の運用変更により全編成が出戻ったもののLCDは設置されないまま原番復帰しています。なおCV編成への変更経験のあるV20,V21についても、今回の設置対象からは外されていたようです。
2000代 46/308両
J編成1本6両とW編成5本40両への設置が既に完了済みで、6月時点で残りの両数を考慮するとこの番台への更なる設置は無いものと推測していましたが、W編成で更に1本が設置されました。
計330/330両
蓋を開けてみれば1000代と3000代という本線の223系の中でも古参にあたる車両への設置が集中し、2000代でも歴の浅い方には設置されないという結果になりました。
225系3次車投入の過程で京都支所に転出したV編成も歴の浅い編成が出ていったことから、来春の改正における朝ラッシュ時の減便が示唆され所要数の減少も予想される中で、更なる他区所への転出があるとすれば歴の浅い編成から出ていくということになるのでしょうか。
以降も更にLCD設置が進むのかも含めて、本線223系の今後の動向に注目していく必要がありそうです。
上記のデータは以下のサイトのデータを利用して作成しました。