きままにほろり

銀色のシールの貼ったゲームのネタバレ感想ほか、徒然なるままに。

あなたにとっての神戸阪急はどこですか

昨年に突然発表された、7&iHDからH2Oリテイリングへの西神そごう・神戸そごう・高槻西武の関西3店舗譲渡。10月に譲渡されるということで店舗名が気になっていましたが、屋号はそのまま継続されるということで。

 ブランド力を高める為の継続的な投資が不可欠な百貨店業態において、複数店舗への投資を続けることへの限界を感じたのでしょうか。都心の限った店舗へ集中投資する為に、関東圏の店舗と共に関西の店舗も切られることになりました。 関東圏の店舗は閉店ということになったものの、関西3店舗は店舗譲渡という形で閉店はされないことになります。ただ神戸そごうは百貨店業態での継続営業がほぼ確実なものの、西神と高槻がまだ検討中とのことで10月までの情報を注視していきたいところではあります。

10月から移行期間に入るということですが最初に上げた記事にもあるように、当面は屋号が継続されるそうですぐに変わるのを期待してたところも少しあった自分としてはおあずけを食らった気分ではあります。ただ三宮ダイエー(現イオンスタイル神戸三宮)においても旧屋号のままでポイントカードなどの移行を進めて、完了の区切りを迎えたタイミングでの変更だったのでいずれ近いうちに変わるものと思っておきましょう。

 

そこで気になるのがやはり新屋号ということですが、立地としては阪神三宮の地上にあるものの神戸阪急の復活ということになるのでしょうか。震災前までは現在は目下建て替えが進んでいる阪急三宮ビルで営業していましたが、震災後にハーバーランドの現umie SOUTH MALLの建物へと移ったものの不振で数年前に撤退を余儀なくされました。当時はうめだ阪急建て替えに伴う集中投資の時期でもあり、重きを置くところの転換としては今のそごうの戦略に通じるところがあるかもしれません。(今の変貌ぶりを見ると元々あそこに百貨店というのが場違いだったのかもしれないとは思います。) おかげでそこからはしばらく阪急は神戸に商業拠点を持たないことになりました。

そこからようやく昨年から阪急三宮ビルの建て替えが始まり、当時の神戸阪急の意匠をベースに新しい建物が建つことになります。低層階は商業施設・中層階はオフィス・高層階はホテルと展望レストランというように分けられました。建物面積的に神戸阪急が戻るようなものではありませんでした。 そこからまさかの神戸そごうの譲渡に伴う神戸阪急の復活。予想外の復活ではありますが再び三宮の中心部へと戻ってきた神戸阪急のこれからが楽しみです。