きままにほろり

銀色のシールの貼ったゲームのネタバレ感想ほか、徒然なるままに。

個と属(ユニット)-デレステの新アイドルを考える-

2月末のGrooveイベから「Velvet Rose」というユニットで登場した新アイドルの黒埼ちとせと白雪千夜、6thライブで予告された7人の新アイドルのうちの二人である。モバマスではすでに辻野あかり、砂塚あきら、夢見りあむの三名が加入して話題をさらっていた。モバマスで登場した三人が声無しのエリアアイドルとして出てきたのに対して、デレステで登場した二人は声付きの新曲を引っ提げての登場だったことで物議を醸すこととなった。

デレステでの二人の登場の仕方を考えるとシャニマスの存在というのが頭に浮かんだ。シャニマスはそれぞれのアイドルがあらかじめいずれかのユニットに属して、ユニット曲とともにリリースされた。デレステの二人の登場はそのシャニマスの出し方を参考にした可能を考えた。

しかし、デレステシャニマスにある大きな差がアイドルの「個」としての存在に大きな差を及ぼすと考えている。それは「所属アイドルの人数」。デレステが既に200人弱のアイドルを抱えているのに対してシャニマスのアイドルはまだ20人程度。この人数の差で何が起きるかというと、ガチャで単独カードが出てくるサイクルに大きな違いが出る。単独カードではユニットとは違うアイドルの「個」が見られる最も大きな機会ではないだろうか。シャニマスでは始めはユニットという形で出れど、単独カードになる機会が多くてアイドルの「個」を知る機会は十分にある。対してデレステは新アイドルが出ても200人弱もいれば、単独カード(SSR,SR)になるサイクルはかなり開いて「個」を知る機会というものにはなかなか恵まれない。それ故にモバマスのアイドルは第一印象の強烈な個性で、幾多いるアイドルの中でどれだけ個性を輝かせられるかに懸けていると言えるだろう。

さてデレステに登場した二人のアイドルはユニットという形で、しかもユニット外でも繋がりのある関係。イベントコミュやアイドルコミュでどれだけ「個」の部分を知ることが出来るかと期待しながら進めたが、結論からすると千夜がどうして孤独となったかが推測出来たくらいで「Velvet Rose」の二人という第一印象を拭うまでの「個」は見つけられなかった。コミュに散りばめられた種から憶測することはいくらでも可能だろうけど、モバマスから登場したアイドルに比べれば圧倒的に「個」の部分での印象が薄いと言わざるおえないのではないだろうか。

 

比較しやすい要素としてガチャのサイクルを取り上げたがコミュでの登場頻度などアイドルの人数の差は色々な場面で影響していると思う。シャニマスやってないモバマスデレステのにわかが偉そうに…という感じだが、新アイドルの「個」をもっと知りたいという思いを共感したい故に筆を執った次第である(更なる追加アイドルも気になるし)。