きままにほろり

銀色のシールの貼ったゲームのネタバレ感想ほか、徒然なるままに。

親和性

「あなたと私には親和性があるのできっと相性が合いますよ。」なんて言われると、本当かな?なんて一抹の不安を覚えつつも、ある程度は好意的にはなるんじゃないだろうか。本当に合うかどうかは付き合う過程で判断すればいい、合わないと思えば距離を置けばいい。人はそんな曖昧な関係の方が上手くいくと思う。

ここの共通点があるから相性が合う…というので付き合ったとすると、その共通点の認識にズレがあった場合にそこ以外で関係を続けられるかどうか、というのは人によりけりだけど難しいかもしれない。

 

何かというと親和性というのは具体性のない表現だなと思う訳でして。

 だから、人に物を薦める時に「親和性があるからこれお試ししてみませんか。」なんて言われたところで、惹かれるかもしれないけど手を出す気にはならない。逆に物を薦められる時には、曖昧さなんて要らずにその人のモノの見方が知りたくなる。その人がモノをどのように捉えているのか知ることはとても興味深い。

その人の考える親和性という言葉の中に含まれている要素が、薦められている人間の思っているものと違えばそこに親和性があるなんて言わない。モノを購入する理由探しの場面でそんなことがあってはお互いにとって不幸ではないだろうか。

一部分の要素だけを見て親和性があるなんて言ってしまうのは、あまりにも無責任な態度であると感じてしまう。

 

ふと“親和性”という言葉に引っかかってしまい、だらだらと書き連ねることになってしまったが、人にモノを薦める時には具体的に表現できるものでありたい。