きままにほろり

銀色のシールの貼ったゲームのネタバレ感想ほか、徒然なるままに。

希望抱きて維新叶うか

衆議院選が終わりかけの今にその時の自分がどう考えていたのかを記憶に留めておくためにも、ブログという形で残しておこうかと主に野党勢力への雑感などをば。

 

今回、やはり世間的にも個人としても話題となったのは民進分裂からの希望・立民への分断で間違いないでしょう。憲法改正の議論へ肯定的な希望憲法固持の立民ということで上手く分かれたのかと思いながら見た、とある日の県内候補者アンケートの記事。 憲法改正(情勢を鑑みて9条について)の是非についての質問に、各政党別で候補者の回答を見ていたところ、希望の議員の中に可否両方の意見があるではないですか。肯定的な政党なはずなのにどういうことなのか、既にこの時点において不信感というものが出てきます。そして投票日に近づくにつれて代表の求心力低下に伴う、鞍替え議員の意趣変えの報道。

そんな議員の所属する政党・政党自体を誰が信頼出来たでしょうか。更に参議院民進議員からは当選後の再合流の発言まで見られ、民進を分党したあの時はなんだったのかという流れに、このまま投票日になり一定の勢力を得てしまったらと考えただけで恐怖でした。

そして迎えた結果は政権与党が改選前の議席を少し減らしたものの、改憲発議が可能な3分の2を上回る情勢となりました。希望と立民に分かれたことが功を奏したのか(?)、以前の民進から両党合わせて大幅に議席数を伸ばす結果となりました。しかし選挙後すぐに希望と民進の合流を解消する動きもあり、これが果たして国民を利する動きであるかは疑問でしょう。公認を得て立候補するということは、その議員だけでなく政党を含めて託すということであり、議員に対する信用のみで成り立っているものではないでしょう。そんな裏切り行為を許してよいのかどうか、有権者は考えて次回の選挙への判断材料とされるべきではないでしょうか。

 

国会での方針を一にしていると希望と共闘を宣言した維新ですが、一部の競合した選挙区において割を食ってしまったのは残念としか言えません。